人生の車窓から
時間は誰にでも公平に過ぎて行く
車窓の景色はあっという間に遠ざかり
新しい景色が広がる
通り過ぎた景色には
もう戻れないから
ときどきとても悲しく思う
想い出のキャンディーをなめると
甘酸っぱい味が心をせつなくして
涙が出てしまう
思い出のキャンディーが口の中で小さくなると
また車窓から新しい景色を眺める
急にトンネルに入ったり
霧で景色が見えないことがある
さみしくて想い出のキャンディーを口に放り込む
いつの間にかトンネルを抜けたら晴れ間が見える
雲間からさす光
地上をあたためる日差し
目を閉じてしばしまどろむ
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